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日本版 KABC-Ⅱ 心理 ・教育アセスメントバッテリー

日本版 KABC-II.img
画像提供 : 丸善出版
心理検査名
日本版 KABC-II
 心理 ・教育アセスメントバッテリー
適用範囲 ・その他
適用範囲 : 2歳6ヶ月〜18歳11ヶ月
 所要時間 : 約30分から約120分 (年齢等により異なります)
 検査の種類 : 個別式心理教育アセスメントバッテリー
備  考
原  著  者 : Alan S. Kaufman & Nadeen L. Kaufman
 日本版制作 : 日本版KABC-II制作委員会
           藤田 和弘、石隈 利紀、青山 真二
           服部 環、熊谷 恵子、小野 純平
 日本版発行 : 丸善出版株式会社
内  容 1

KABC-II は、1993年に発売されたK-ABCの改訂版です。
  K-ABCの3つの下位検査が削除され、あらたに9つの下位検査が加わり大きく構成が変わりました。
  また、日本の心理・教育アセスメントの現状を踏まえ、米国版KABC-II とも異なる構成となっています。

※『日本版KABC-II マニュアル記述内容の訂正』 は、最下段に掲載。    詳細は、look under 《下へ続く》
日本版 KABC-II※税(8%)込表示価格。
 品     名 単 位 価 格 うち消費税 備考・適用・内容など 商品コード
基本セット 1set 183,600 (13,600) 検査用具一式/マニュアル・換算表
記録用紙(20部)/習得尺度シート(20部)
MZS1KABC2G
マニュアル・換算表(2冊セット) 1組 16,200 (1,200) 実施のためのマニュアルと
検査結果を分析・記入するための換算表
MZS1KABC2M
記録用紙 1組 8,640 (640) 20部 1組 MZS1KABC2Y
習得尺度シート 1組 6,480 (480) 20部 1組 MZS1KABC2S
デーラー推奨ケース #20035 1台 17,280 (1,280) 国産フライトケース OKD9CASE035
内  容 2

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KABC-II の特長
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■認知能力だけでなく基礎学力を個別式で測定できる日本初の検査です。
■子どもの認知能力と学力の基礎となる習得度が測定できることにより両者の差異の様相と関連要因の分析が可能になり、支援
  ・指導といった教育的な働きかけに直結する検査として利用できます。
■ルリア理論およびキャッテル-ホーン-キャロル(CHC)理論という二つの理論基盤に基づいており、検査結果を異なった相補う観
  点から解釈することができます。
■ルリア理論に基づくカウフマンモデルでは8つの能力、CHCモデルでは7つの能力と、幅広い能力を測定できます(KABC-II では
  それらの能力を継次尺度(カウフマン)・短期記憶尺度(CHC)など「尺度」と表現しています)。
■強い能力や弱い能力を特定するにあたって、個々の下位検査レベルでの比較にとどまらず、より信頼性が高く強固な能力(尺度)
  レベルでの比較を重視しています。
■KABC-II としての評価だけにとどまらず、認知検査あるいは習得検査いずれかの検査と他の知能検査とのクロスバッテリーを行
  うことが可能です。
■対象年齢が2歳6ヵ月から18歳11ヵ月となり、幅広い年齢層へのアセスメントが可能(K-ABCは2歳6ヵ月から12歳11ヵ月)。
■[例題] と [ティーチングアイテム] で検査が要求していることを十分に理解させたうえで問題を実施する仕組みになっているので、
  幼児や障害のある子どもの知的活動を適切に測定できます。
■イーゼル(問題掲示板)の使用により、マニュアルが手元になくても適切に検査を実施できます。
■非言語性尺度が用意されており、難聴や言語障害がある場合でも妥当なアセスメントが可能です。
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KABC-II の構成
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1 カウフマンモデル
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 ルリアの神経心理学理論における脳の処理機能としての認知能力と習得度(認知能力を活用して環境から獲得した知識および読み・書き・算数といった基礎的学力)を別に位置づける。両者を合わせて子どもの知能と位置づけた場合、認知能力(認知尺度)に比べて習得度(習得尺度)の低い子どもは総合的に知能が低いと判断される。認知能力のレベルに合う習得度に到達させうる指導や支援を講じる必要があるとの観点から別の位置づけとしている。
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            KABC-II の構成
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2 CHCモデル
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 一般能力・広範的能力・限定的能力の3階層からなる心理測定学に基づく理論。日本版KABC-IIはCHCモデルの広範的能力10のうち7つの能力を測定している。
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            KABC-II の構成
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KABC-IIの下位検査
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継次尺度(短期記憶尺度/Gsm)
  数唱spacer一連の数字を言う。子どもは、同じ順序でその数字を復唱する。
  語の配列spacer子どもに示す影絵の中にある物の名前をいくつか連続的に言う。子どもは同じ順序でその物の絵を指さす。
  手の動作spacer手の形(げんこつ、手のひら、手刀)を一連の動作でみせる。子どもは同じ順序でその動作を繰り返す。
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同時尺度(視覚処理尺度/Gv) <注:CHC尺度では[絵の統合]の値を使用しない>
  顔さがしspacer1 人または2人の顔写真を見せる。子どもは、次のページの写真の中からその人を見つける。
  絵の統合spacer部分的に欠けている影絵を見せる。子どもは、それが何の影絵かを答える。
  近道さがしspacer子どもは、16分割、25分割、または36分割された庭の図版上で、最短ルート通って、犬(『ポチ』)を骨まで
spacer移動させる。
  模様の構成spacer子どもは、大きさや色・形の異なるピースを使い、見本(モデル)と同じ模様をつくる。
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計画尺度(流動性推理尺度/Gf)
  物語の完成spacer何枚かが空欄になっている物語を構成する一連の絵を見せる。子どもは、物語を完成させるために必要な絵
spacerカードを選び、空欄に置く。
  パターン推理spacerある規則に従って並んでいる数個の絵(図形)を見せる。1ヵ所だけ絵(図形)が欠けており、子どもは
spacer当てはまる絵(図形)を選択肢の中から選ぶ。
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学習尺度(長期記憶と検索尺度/Glr)
  語の学習spacer無意味な名前がつけられた架空の魚、海草、貝の絵を見せる。子どもは、次のページの一連の絵の中から、
spacer検査者が名前を言った絵を指さす。
  語の学習遅延spacer[語の学習]を終了し、決められた検査の実施後(およそ20分後)、[語の学習]で覚えた名前の絵を、子どもに
spacer指さすよう指示する。
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語彙尺度(結晶性能力尺度/Gc)
  表現語彙spacer絵や写真を見せ、子どもはその名前を答える。
  なぞなぞspacer子どもはなぞなぞを聞き、答えの絵を指さすか、単語で答える。
  理解語彙spacer単語を読み上げ、子どもはその単語が示す絵を指さす。
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算数尺度(量的知識尺度/Gq)
  数的推論spacer絵を見せて問題文を読む。子どもは、それに答える。
  計算spacer子どもは習得尺度シート[計算]の問題を解く。
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読み尺度および書き尺度(読み書き尺度/Grw)
  ことばの読みspacer子どもは、提示されたひらがな、カタカナ、漢字を声に出して読む。
  ことばの書きspacer習得尺度シート[ことばの書き]を用いて教示を読み、子どもはひらがな、カタカナ、漢字を書く。
  文の理解spacer動作を指示する問題文を子どもに見せ、子どもはその通りの動作を行う。後半では、問題文を子どもに見せ、
spacer子どもはそれに答える。
  文の構成spacer子どもは、習得尺度シート[文の構成] に示された「ことば」を使って文をつくる。
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KABC-IIの記録用紙の活用と結果の分析
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■下位検査・各尺度レベルで年齢水準の中でどのような位置にあるかを、評価点、標準得点、パーセンタイル順位等で表すことが
  でき、同年齢の平均と比較したときに有意な差があるかも確認できます。
■下位検査・各尺度レベルで、個人内で有意な差があるか(個人内で比較的得意な領域あるいは苦手な領域)を確認できます。
  また、有意差がある場合にその出現率がまれか否かもわかります。
■各尺度を互いに比較して、有意な差があるか否かが確認できます。
■評価点、標準得点などを図示することができ、結果を視覚的にとらえることができます。
■カウフマンモデル、CHCモデルの両方の観点で解釈ができ、子どものアセスメントを行うに際して、理論的にも実践的にも柔軟な
  対応を可能にしています。
■記録用紙には検査時の子どもの様子を記載でき、想定されるプラス要因・マイナス要因の行動特性が下位検査ごとにリストに
  なっており、分析やその後のアセスメントの組み立てに有用です。
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旧「K-ABC」との違い
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■教育的または心理的な問題を抱える子どもにかかわりの深い、継次処理能力、同時処理能力、計画能力、学習能力、流動性
  推理や結晶性能力など幅広い能力を測定できる。
■ルリア理論およびキャッテル‐ホーン‐キャロル理論という二つの最新の理論モデルに基づいて作成されており、検査結果を、異
  なった相補う観点から解釈することができる。
■認知尺度および習得尺度の充実・発展により、認知機能と習得度の関連性がより詳細に評価でき、発達障害児など障害児の
  指導に活用できる。
■K-ABCは12歳が上限であったが、K-ABCIIでは上限が18歳まで延長されている。
■行動観察チェックリストが各下位に検査に導入され、解釈にかかわる特徴的な受験態度についての観察結果を検査者が記録
  できる。
■強い能力や弱い能力を特定するにあたって、個々の下位検査レベルでの比較にとどまらず、より信頼性が高く強固な下位検査記録
  群レベルでの比較を重視している。
■認知検査、習得検査の双方を行って総合的評価を行うほか、いずれかの検査のみと他の心理検査とのクロスバッテリーを行う
  ことも可能である。
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spacerデーラー推奨ケース #20035 ←詳細はここから
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spacerデーラー推奨ケース#20035
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『日本版KABC-II マニュアル』の訂正
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☆『日本版KABC-II マニュアル』の記述に間違いがございました。
  謹んでお詫び申し上げますとともに、ここに 訂正申し上げます。
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            日本版KABC-Ⅱマニュアルの訂正

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日本版 KABC-IIマニュアル spacer日本版 KABC-II換算表 spacer日本版 KABC-II記録用紙 spacer日本版 KABC-II習得尺度シート
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spacerマニュアルspacer換算表spacer記録用紙spacer習得尺度シート
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日本版 KABC-II
関連検査名リンク : 認知能力, 知能
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