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DN-CAS認知評価システム Das-Naglieri Cognitive Assessment System

DN-CAS認知評価システム.img
画像提供 : 日本文化科学社
心理検査名
DN-CAS認知評価システム
 Das-Naglieri Cognitive Assessment System
保険点数 ・その他
保険点数 : 450点  (根拠D285-3)
 適用範囲 : 5歳0カ月 〜 17歳11カ月
 所要時間 : 40分 〜 60分
備  考
原  著  者 : J. P. Das, Jack A. Naglieri
 原版出版社 : PRO-ED Inc.
 日本版作成 : 前川 久男、中山 健、岡崎 慎治
 出  版  社 : 日本文化科学社
内  容 1

DN-CAS認知評価システムは、Luriaの神経心理学モデルから導き出されたJ. P. Dasによる知能のPASS理論を
 基礎とする、新しい心理検査です。

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■「プランニング」(P)「注意」(A)「同時処理」(S)「継次処理」(S) の4つの認知機能(PASS)の側面から子どもの発達の様子を捉える
  ことができます。
■5歳0カ月から17歳11カ月まで幅広い年齢で実施することができます。 さらに再検査を実施することで子どもの長期的な予後を
  調べたり、認知機能の特徴・変化をみていくことができます。
■12種類の下位検査を行う標準実施を基本として、8種類で行う簡易実施も可能です。
■言語的知識や視覚的知識にあまり頼らずに認知活動の状態を評価できるよう工夫されているため、新しい課題に対処する力を
  見るのに適しています。
■LDやADHD、高機能自閉症等の子どもたちに見られる認知的偏りの傾向を捉えることができ、その援助の手がかりを得るために
  有効です。
■「プランニング」のそれぞれの下位検査に方略評価チェックリストがついていて、子どもが問題に取り組んだプロセスを確かめる
  ことができます。

※詳細は、look under 《下へ続く》
DN-CAS認知評価システム Das-Naglieri Cognitive Assessment System※ 税込み価格です。
 品     名 価 格 単 位 備考・適用・内容など 商品コード
DN-CAS コンプリートセット 100,440
(93,000+税)
1set 検査手引、記録用紙・解答用紙 各20名分
ワークブック2種各10名分 付き
NBK9DNCAG
検査手引  8,640
(8,000+税)
1組 (※ 別売時価格) 「実施・採点マニュアル」
「理論と解釈のためのハンドブック」 / 2冊組
NBK9DNCAM
記録用紙セット 10,800
(10,000+税)
1組 20名分 1組 解答用紙付
(※ 別売時価格)
NBK9DNCAY
ワークブック ・5〜7歳 6,480
(6,000+税)
1組 20名分 1組  (※ 別売時価格) NBK9DNCAS5
ワークブック ・8〜17歳 6,480
(6,000+税)
1組 20名分 1組  (※ 別売時価格) NBK9DNCAS8
DN-CAS 実施ガイド(DVD) 32,400
(30,000+税)
1組 80分 実施方法を映像で確認 NBK9DNCADV
読みに困難がある子どもの理解と指導
 −知能のPASS理論とDN-CASから−
3,672
(3,400+税)
1冊 関連書籍  A5判 254頁 DNB6369_7
DN-CASによる子どもの学習支援
 −PASS理論を指導に活かす49のアイデア−
3,024
(2,800+税)
1冊 関連書籍  B5判 144頁 DNB6363_5
エッセンシャルズ
 DN-CASによる心理アセスメント
3,672
(3,400+税)
1冊 関連書籍  A5判 206頁 DNB6364_2
発達障害の
 理解と支援のためのアセスメント
3,024
(2,800+税)
1冊 関連書籍  A5判 214頁 DNB7361_0
DN-CAS用デーラー推奨ケース #21212 9,612
(8,900+税)
1台 W44×H32×D10 (12)cm
内寸42×29.5cm 20mmマチ入
CASE212
内 容 2


知能のPASS理論
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■知能のPASS理論は、神経心理学者Luriaによる脳の高次認知機能に関する知見をもとにDasと NaglieriらがPASSと呼ばれる
  認知的枠組みから知能を再解釈したものです。
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  ※その他の詳しい内容は、メーカーの『DN-CAS紹介サイト』でご参照下さい。
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日本版DN-CAS実施ガイド(DVD) (80分)     監修 前川 久男、中山 健、岡崎 慎治
  ・ DN-CAS認知評価システムの実施方法を映像で確認できます。
  ・ 実際の検査場面を見ることによって、マニュアルだけではイメージしにくい問題の提示や計時のタイミング、記録の取り方など
    のコツをつかめます。
  ・ 実施の順序に沿って流れを捉えることも、メニュー画面から特定の下位検査を選んでご覧いただくこともできます
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spacerDN-CAS実施ガイド(DVD)
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  《メニュー内容
     検査概要・導入 / 数の対探し / 文字の変換 / 系列つなぎ / 図形の推理 / 関係の理解 / 図形の記憶 /
     表出の制御 / 数字探し / 形と名前 / 単語の記憶 / 文の記憶 / 発語の速さ(5〜7歳のみ) / 統語の理解
     (8〜17歳のみ) / 結果の処理
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日本版序 (DN-CAS検査手引より)
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  この序を書くにあたって,誰に向かってこの序を書くのか考えました。この序は,まずこのDN-CASを標準化するに至った私たち自身に向かって書くのだと思いました。そして,認知機能に関するルリア・ダス・モデル(後の知能のPASS理論)を学び,障害のある子どものためにその知見を生かそうとしてきたこれまでともに学び研究を進めてきた日本の学生,研究者に向けて書こうと思いました。さらにこの序が,この新しい検査であるDN-CASを学び,新たな特別支援教育に献身し,日本のすべての子どもに支援を提供しようとする多くの人たちに大きな夢と希望を伝えることになると思ったのです。そして,PASS理論がもつ意味とその理論が教育に与える意義を教えてくれたJ.P. Das博士へ感謝の気持ちを伝えることではないかと思いました。そのために何を序として記述すべきか考えました。それはまず自分の歴史と学び合った歴史を記述することが必要だと思いました。
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  1970年代から1980年代の始めにLuriaの神経心理学,障害児心理学に関する多くの研究が世界的に認められていました。この時期,Das博士はカナダでLuriaの脳の高次認知機能の機能的単位に関する知見をもとに人間の認知機能,特に外界の情報の符号化である同時処理と継次処理を評価するための方法の研究を行い,原版の著者の紹介にあるように Simultaneous and Successive Cognitive Processes (同時処理と継次処理)を1979年に出版しています。その著書の中で同時処理と継次処理を脳に損傷をもたない普通の子どもたちでも評価できることを述べました。前川はその著書を読み,自分の研究の方向性をDas博士の研究にあわせることを1980年代のはじめに決意しました。前川らの研究グループは,Das博士の同時処理と継次処理を評価する検査バッテリーを日本の子どもに実施し,日本の子どもにおいても同時処理と継次処理の因子を抽出できることを示しました。1983年アメリカでK-ABCが出版され,同時処理と継次処理を評価できる検査が作成されたのですが,Luriaの示したプランニングと注意の機能の尺度がないことをDas博士は指摘し,その必要性を強調されました。DN-CASのもう一人の著者であるNaglieri博士は,K-ABC開発において統計分析を担当していたのですが,1984年よりDas博士とDN-CAS開発の共同研究を始めたのです。その後Das博士は,現在オーストラリアでプロセス(プランニング)・ベースト・インストラクションを提案し実践しているAshman博士とともにプランニングを心理測定学的に評価できることを示してきました。中山はこのプランニングを評価することに関心をもち,人物画検査法(DAM)を用いてプランニングを評価する試みを行いました。そして最後にDas博士は,注意の機能を評価する方法を提案するに至りました。その提案の中にCPT(連続遂行課題)を用いるアイデアが示されていました。そのアイデアをもとに,岡崎はCPTを用いて注意を評価する研究を行い,脳波を用いることで行動指標では評価できない注意の機能を評価できることを示しました。
  Das博士がインド出身であることを知ったのは,1990年代になってからでした。また,Das博士は仏教徒であり,祈りを欠かすことのない方です。DN-CASは多くの科学的知見の上に作られていますが,その哲学的な背景の一つとして仏教哲学があると思います。知能は変わらないものではなく,他者とのかかわりのなかで変化するものであることをDas博士は強調されています。知的障害のある人とかかわる仕事をしてきた研究者として,このDas博士の考え方は魅力的なものです。人は常に変化し,変わっていけることを信念としてまた科学的な根拠のあるものとして受け入れることは,多くの子どもたちやそのご家族,そして子どもにかかわる多くの専門家に大きな希望を与えるものだと確信しています。
  前川は,DN-CASが出版された年の1997年にアルバータ大学の Das博士のもとで客員教授としてPASS理論に基づく読み指導プログラムの研究を始めました。このプログラムはPASS Reading Enhancement Program (PREP)といわれるもので,カナダ,スペイン,フランスなどで利用され,現在平仮名版PREPが日本で利用されています。さらに,2005年に中山がDas博士のもとで1年間客員研究員として,読みの準備教育のためのプログラムCOGENT(Cognitive Enhancement Training)の研究を始めました。これらのプログラムが,このDN-CASの出版により日本でも広く使われていくことは,新たな特別支援教育に大きな力になるものと期待しています。
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  2004年8月に開始された日本版DN-CAS標準化調査に多くの方が,検査者として,コーディネーターとしてご協力くださいました。新しい検査の理論的背景とその意義をよく理解してくださり,約2年間にわたる標準化調査に粘り強く取り組んでくださった多くの方々に心から感謝いたします。また1時間以上の検査によく頑張って協力してくださった多くの子どもたちに感謝いたします。また日本文化科学社は,DN-CASが日本の子どもたちにもつ意義を十分にご理解くださり,日本で広く利用可能となるよう開発のチャンスを私どもに与えてくださいました。心から感謝いたします。
  多くの人に支えられて完成した日本版DN-CASが多くの日本の子どもたちを支える理論と技術として発展するよう,日本版著者は今後も努力していく所存です。
  最後に,常に私たちや私たちの仲間に注いでくださったDas博士のあたたかいまなざしと言葉に最大の尊敬と感謝を込めて,この日本版DN-CASを捧げます。
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2007年4月 桜の候に
前川久男,中山健,岡崎慎治

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理解と支援のためのアセスメント spacerDN-CASによる心理アセスメント spacerDN-CASによる子どもの学習支援 spacerデーラー推奨ケース#21212
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spacer理解と支援spacerエッセンシャルズspacer子どもの学習支援spacer推奨ケース#21212
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